4/20/2008

春の庭と小さなお客さま











 昨日・今日と天気が良かったので、久々に庭仕事です。


チューリップやパンジー、ライラックも咲き、ただ今、春いっぱい!毎朝、鶯の可愛い声もします。


水曜日に、縮緬細工の先生達が遊びに見えるので、裏庭をみんなで整えました。


ホームセンターで激安(¥1280!)のアーチも買ってきたので設置し、新芽が伸びて行き場を失っていた薔薇を絡ませましたが、庭にぐっと奥行きが出ました。


仕事を終え、写真を撮っていると、土手の方からカサカサと音が・・・・・・


「もしかして?」と思い、静かに待っていると、やはりタヌキでした!


私に気付くと、少しビックリした様子でしたが、声をかけてみると、毎晩パンをくれる人と分ったらしく、土手を下りてこちらにノコノコと歩いてきました。


あまりの人懐っこさにやや驚きつつも、「そばに来たら、頭をなでていいのかなぁ?」なんて考えていると、どんどん近づいて来ます。


そして、見ている前でいきなり糞を・・・


・・・いったいこれはどんな意味があるのだ・・・?


・・・もしかして、求愛!?


その後すぐにどこかで物音がしたので、タヌキはピューッと逃げてしまいました。(私の心に疑問だけを残して。)


母に話すと、「あんたのこと、母タヌキと思ったんやろ。」とのこと。じゃあ、あんたは、おばあさんタヌキやな?フン!


我が家の裏庭には、他にも猫はもちろん、野生のフェレットも散歩に来ます。その姿を見かけるたび、とても心和むのです。


特にこのタヌキは、ほぼ1年前に私が裏庭にいる時に、昼間なのに母タヌキと現れ、珍しく思ったことがあったのですが、次の日に、母タヌキだけが我が家の前の道路で車に轢かれて死んでいたのです。


私には、母タヌキが子タヌキをよろしく・・・と最期に会いに来たとしか思えず、それからみんなで毎晩かかさずタヌキにパンをやっているのです。


我が家では、最早セラフィンと同じような存在。姿を見せないと、とても心配になります。


この裏庭は池に面しているので、広く、タヌキには済みやすいのでしょうね。


貴重な自然が、これ以上無くならないように、祈るのみです。