10/05/2008

嬉しい贈り物



 

 こうやって、ブログをしたり、HPを開設していたりすると、自分だけの記録や想いを綴るだけなのに、思いがけずいろんな方と知り合うことが出来ます。

福岡にお住まいのNさまも、そんなお一人。

私のつたない日記に、よくメールで優しいコメントを下さります。もちろん、まだお会いしたこともありません。

けれど、私が嬉しい時は一緒に喜び、悩んでいる時は、ともに悩み・・・ネットという宇宙のように広い世界の中で、たまたま出会った私を、いつも大きく包み込んで下さる、大切な方です。

そんなNさまから、小包が届きました。

中には・・・赤くてなんとも可愛らしい、女の子の着物地が詰まっていました!

お孫さんの七五三のために、娘さんの着物を探しているときに見つけられたそうです。
Nさまの住まわれる土地では、女の子が産まれると、着物地を贈るという、ゆかしい慣わしがあるそうで、この布も、56年前にNさまに贈られたものだそう。

そんな大切なもの、私がいただいてよいのかしら・・・けれど、おはなしをいただいた時、すぐに 「ください!!」と言ってしまった、さもしい私です(恥)。

添えられたスミレのカードには、美しい文字で、Nさまらしい心遣いに溢れたメッセージがありました。

着物地も、贈られたエピソードも、Nさまのお心も、すべてをひっくるめて、私にとって嬉しい嬉しいプレゼント。

Nさま、本当にどうもありがとうございます。
展覧会の時、お会い出来るのが、本当に楽しみでなりません。

さて、せっかくの布、この健やかな元気あふれる可愛らしさを、上手く活かした衣装作りを、私なりにゆっくり考えます。
今思い浮かんでいるのは、洋のテイストを加えた着物。
似合いそうな人形も、ゆっくり選んで、製作して行きます。
そうでないと、折角の布がかわいそうですから・・・。

来年くらいに、このブログで、お披露目できるといいなぁ・・・。