11/11/2008

フィーバーウィーク


 娘がヨーロッパに旅立ったこの1週間。
滅多にないこの機会、普段出来ないいろんなことをやろう!と、めいいっぱいに過ごすつもりでした。

おかげさまで、久しぶりに時間を気にせずのお出かけと、これまた時間を気にせずの人形作りその他で、充実した日々を送ることが出来ました。
 まず、一番の出来事は、火曜日にパートナーのお母さんが、親戚の結婚式で金沢から久しぶりにこちらに出てこられたこと。

折角だから、お疲れにならないように・・・と思いつつも、京都好き(そして京都通)のお母さんに楽しんでいただけるようなプランを一生懸命考え、母とパートナーの4人で、まずは待ち合わせの京都駅で、老舗の洋食屋さんでのランチ、次に電車で宇治の平等院へ出かけ、大好きな雲中供養菩薩像を見に行きました。

母とパートナーのお母さんは、この菩薩像を見たのは今回初めてだったのですが、予想通りとても気に入ってくれて、私たちにとっても嬉しかった一日でした。

帰りに立ち寄った甘味処で、仲良くみんなで同じものを注文。
お庭を前にしたテラス席だったので、歩いて少し疲れた身体には、自然の風がとても心地よかったこともあってか、竹筒に入った冷たくて甘いデザートは、大変量が多かったにもかかわらず、みんなぺろりとたいらげられてしまいました。

こちらのお店のメニューは、娘の大好きな抹茶づくしで、「今度は一緒に連れてこなければ!」と、早くも次の宇治行きを楽しみに思う私たち。


 木曜日は、「展覧会に展示する雛人形に何かを添えたい・・・」と、W氏の工房で、日がな1日、可愛らしいきんちゃくを作ってきました。
女雛の隣りには赤いおもちゃづくしの、お内裏様の隣りには黒い宝づくしのきんちゃくです。
その帰りには、オリジナルの大きな人形の襦袢の布が足りなかったこともあり、北浜から加美駅まで電車を乗り継いで、古布をもとめて来ました。
用事が済んだ時はもう6時くらいだったので、既に真っ暗。こんな遅くに気兼ねなく帰ることが出来るのも、大人だけの限定期間だけです。

 そして最後のお出かけは、土曜日の知り合いの方のフラダンスの発表会。
大きなホールで100組以上が出演する、まさにフラダンスの祭典でした!
普段あまり見ることの無いフラダンスは、下半身は大きく円を描くのですが、上半身はとてもたおやかで、母性や大きな自然を感じる世界・・・。
若くスレンダーな方よりも、むしろたっぷりとした体格の年配の方の踊りの方に、南国のそれらしさを見た1日。


それ以外の日は、ひたすら人形制作です。

今日はレディドールの麦わら帽子が出来上がりました!
5mm幅の麦わらのテープは、とてもミシンでは縫うことは出来ず、一針一針手で様子を見ながら縫って行きます。帽子の形にするのはなかなか難しく、思った以上に時間がかかってしまいました(汗)。

人形をやっていて思うのは、上から下まで、手作りできないものはないということ。
それが大変なのですが、満足感もあります。
今回の帽子も、ヴィクトリア時代の資料を見ながらの見よう見まねです。

けれどもいつものことながら、形になって行く喜びは何事にも変え難く、人形が嬉しそうな顔に変化するのを見たいがために、作業に没頭します。

娘が帰国するまでに・・・と思っていたこのレディ・ドールは、残念ながらまだ2,3日かかりそう。
けれど、徐々に完成して行くに連れて、自分の頭の中のイメージもはっきりしてきて、どこに何が必要か見えてきます。
後もう少し・・・。

そして明日には、娘の笑顔とたくさんのお土産話が待っています!!