10/22/2009

信楽へ


来年の滋賀での展覧会に向けて、
母が刺繍の小さな椅子を作りたいということで、
滋賀のアンティーク家具屋さんに出かけることに。

それを聞いて、滋賀の道先案内人であるお友達が、
わざわざ一日、お付き合いくださいました。


まずは、家具屋さんのある信楽へ。
久しぶりにたくさんのアンティーク家具を見て、目の保養をした後、
すぐそばにある陶芸家小川顕三さんのアトリエに連れて行って下さいました。

アトリエには、素晴らしい山荘があって、
そこで持ち込みの食事も楽しんでよいそうです。

到着して車を下りたら、まず、そちらへ。
爽やかな緑の階段を、竹の杖をお借りして上ります。


山荘が見えました!


お邪魔しま~す!




山荘に入って二階に上がると、目の前に広がる景色にビックリ!
180度の素晴らしい眺望です。


木々も美しく色付いていました。

そして、嬉しいことに、お友達が手作りのお弁当を用意して下さっていました。
この15年、毎日娘のお弁当を作っていますが、
誰かに作ってもらうなんて、どれだけぶりでしょう!
ほどくのが惜しいくらい、可愛らしく包んでありました。



風呂敷の中には、これまた素敵な演出。
このスプーンは、何に!?
高まる期待・・・



「わぁ~!!!」

もう、大歓声でした(笑)。
嬉しくて嬉しくて・・・こんなに綺麗なお弁当、作って下さったんです!

美味しいおこわには、大好きな栗がたくさん!
母の好きな赤蒟蒻と、鶏のロール、生麩、
そして柿の中には、大根おろしと柿と胡瓜の和え物が・・・
しかもこの柿、先日差し上げた我が家の裏庭の柿だそうです。
こんな素敵な活用方法があったとは・・・今度是非、真似させていただきます。

秋の紅葉のはじまった木々を見ながら、いただいたお弁当。
どれも美味しくて、お腹も心も満たされた、豊かで忘れられないお昼でした。


山荘のキッチン。
こんなところで毎日お料理出来たら、幸せですね~。


廊下や奥には、小川先生の作品が置かれています。
どれも素敵でした。

そして、このお風呂・・・!!!


ゆっくり山荘を楽しんだ後、アトリエを見せていただきました。
この大きな窯は、私の小さな窯と同じく、1200度で焼き上げるそうです。
私の窯でも、陶芸作品、焼けるのかなぁ???


小川先生は、まるで信楽のタヌキのように、
ユーモラスで優しく、本当に良い方でした。
作品にも、そのお人柄がよく表れていました。
また、遊びに行きたいな~と、今日の出会いを感謝しつつ、
お友達の車で、一路近江八幡へ!(つづく)