2/23/2010

神さまが準備してくれたこと





 祖母が入院してから、毎日病院と家との往復の日々でしたが、昨日は、所用があり京都へ。

そこで短時間ですが、人生初の楽しい体験をいたしました。 
その体験とは、長年心の中で、消えかかりながらも灯っていた密かなもので、近年親しくさせていただいている素敵なお知り合いの方々のお姿によって、再び明々と煌きはじめた・・・というところでしょうか。

まぁ、しばらくは修行をして、いつかここで綴ることが出来ますように。それまでは内緒です(恥)。

それにしても、幸せな時間だったなぁ・・・・・・人生の新しい扉を、ほんの少しだけ開けてしまったような気分。(まだ、その隙間から、未知の世界を覗き見している段階ですが。)

その幸せ気分のまま、とんぼ帰りで祖母の病院へ直行。 帰宅はすっかり遅くなりました。


 昨日の体験といい、良い友人や先輩から受ける影響は、やはりかけがえの無いもの。
そして、それには運命や宿命さえも感じられる時があります。

最近ですが、私のHPを通じてお知り合いになったある方とのことについて、自身の気持ちの中だけにしまっておくより、読んで下さる方々に伝えたく、少し記させていただきます。

その方のことは、人形の話を通じて何度かメールをやり取りさせていただいた中で、大変責任ある職につかれていること、その中で悩みながらも現在、休職を選択し、お母様の介護をなさっていることを知りました。
ご自身のお身体も、完全に健康な状態にでは無いにもかかわらず、24時間の介護の日々を送っていらっしゃいます。
けれど、文面からのとてもほがらかで、心の豊かなご様子に、お会いしたことはありませんが、憧れの気持ちでおりました。

その方との出会いの後です。祖母が骨折して入院・・・。

認知症もある祖母の入院には、心配ごとも多く、最初はただ、母とあたふたとしていました。
けれどその時、その方の姿勢を思い出すことによって、「そうだ、今は人生の中で、祖母と向き合うための時間なのだ!」と気持ちをすっきりと切り替えることが出来たのです。
それからは、編み物持参で、祖母と会話しながら(会話にならない時もありますが)同じ時間を過ごし、思いがけずのんびり・ゆったりとした気持ちでいます。病院に行くことを煩わしく思うことは一度もありません。

思えば、私の気持ちの準備のための出会いを、神さまがプレゼントして下さったように思います。

良い人から受けるものは、本当にかけがえのないもの。
いつか自分も、何かそういった良い影響を、人に少しでも受けてもらえるような人間になりたいものです。
そして、様々なことに心を開き、感動しながら、日々を送って行きたいと願います。


 画像は、昨年春のリーガロイヤルでの展覧会用に作った、たくさんの楽隊の人形のうちの一体。
当時は指揮者をしていましたが、今はお役目を終え、指揮棒の代わりに愛犬といつも一緒。
・・・あっ!ピアノの上の埃、拭かなければ・・・(恥)。