5/22/2011

ゴーチェとラフマニノフの日



人形を作り始めて、なんと最初のゴーチェです。

心から可愛いと思えるようになるまで、
どの人形も、いつも時間がかかります。
ですから、ゴーチェの魅力が分かるようになるのにも、
かなりの年数がかかりました。




ゴーチェの特徴は、やはりこのしもぶくれのほっぺた。
私自身子供の頃から、
この「しもぶくれ」という言葉には、かなりのコンプレックスがあり、
それゆえ受け入れられなかったのかも・・・


今は、それなりに年齢を重ね、
自分の欠点と思うところも、個性として受け入れられるように
大人?になりました。

年をとるということも、そうそう悪くはありません!




さて、このゴーチェの服地選びは、
やはりゴーチェの個性を際立たせるものがいい。
無難なものより、
ともすれば失敗してしまうかもしれないギリギリライン上のものを!
( と、湧き上がる美学! )


私自身、縦縞というものがあまり似合わないので
着ることがまずないのですが、
人形用のシルクでは、よく縦縞を購入します。

縞は、下手をすると野暮ったくなる象徴の柄。
でも、使いようによっては、大変魅力的なもの。

そうそう、ルノワールの名画にもあります。

画像の、まだ真っ白なゴーチェにどんな色が付くかは
これからのお楽しみ!



そして今日は、お知り合いのピアニスト・延時幸子さんの
地元オケとの共演を堪能してまいりました。

曲目はラフマニノフ ピアノ協奏曲 第2番

延時さんは、本当に素晴らしい音色を奏でられる
数少ないピアニストのお一人だと思います。
贅沢にも、我が家のクリスマスにリストを弾いていただいたこともあるのですが、
2年前に、関西フィルと共演なさった時のショパンの調べは
未だに耳から離れずに残っています・・・。


今日のラフマニノフは、まるで映画を見ているかのような、
豊かな旋律を、紡ぎだされていました。

詳しくは、専門のパートナーに語ってもらい、
私はその余韻に包まれながら、お仕事です!