8/22/2012

椅子の張替え


 一階リビングの椅子。
  15年くらいになりますが、よく見ると年月によるシミがけっこう付着していて、
中には破れているものもあり、 ずっと気になっていました。


今年は思い切って張り替えようと
  今朝一番に、椅子職人さんに来てもらうことに。

この職人さん、以前住んでいた頃から、
頻繁では無いのですがお世話になっていて、
我が家がこの町に引っ越した後、
偶然にもご近所に仕事場を移られたことが昨年分かり、
ご縁だなぁ、と思っていました。

「いくらくらいかかるかなぁ・・・」と、昨日心配顔で母と話していたのですが、
見積もりは、とても良心的な価格。

あぁ、よかった!


 さぁ、どの生地にしよう?
いざ選ぶとなると、難しい。
この生地は、ほぼ無地でありながら、華やかさもあり
部屋によく合っていましたから・・・。

カタログにある小さな端切れでは絶対に判断出来ない。
やっぱりショールームまで足を運ばないとね、と
近日中に見に出かけます。
生来 出不精ですが、こういうことには とてもマメ。


さて、この椅子がまだぴかぴかに綺麗な頃、
画商さんに頼まれて、
何日か画家の方が前の家に
絵を描きに来られたことがあったことを、思い出しました。

その画家さんには、室内がちょっと珍しかったようで
部屋の中のいろんな場所を切り取って たくさんのデッサンを描いて帰られました。

その後、銀座で個展をされ、送られてきたDMには、我が家の椅子が・・・




この絵は嬉しいことに、会期中に売れたそうです。
テーブルの上のグラスは、私が昔母に贈ったものだわ・・・
人間(私?)っていい加減なもので、今日初めて気付いた・・・。


それにしても、6脚の椅子が、どんな風にお色直しするか
わくわくします。
 毎日、3度の食事やお茶の時間に 必ず座る椅子ですから。

そして、次回張り替える時は、
職人さんの次男坊さんが、腕を上げて仕事してくれることでしょう。

それまで、ずっと大切に。