12/02/2012

本選びの苦悩


 


今年の秋は、不作だった薔薇。
裏庭にひっそり咲いていた、最早冬薔薇に鋏を入れて
暖房のついた部屋の中へ。


結露のついた窓の向こうの 寒そうな世界を覗くと、
なんと、近所の仔猫が水を飲んでいました!
精一杯背伸びして・・・
ほかほかと温まる心。



 人形作業をしながらも、合間にクリスマス会で交換する本を選んでいます。
でも、難しい・・・毎年、ギリギリまで悩んでいるのです。

折角だから、少しでも装丁の美しい本を・・・と思うのですが
何故に、私の気に入りの作家たちの本は、文庫ばかりなのだろう!

いや、文庫2冊という手も無いわけではないのだけれど、
それでも表紙が美しいものが良くて、
けれど最近は「いったいどうして!?」という
変な表紙が多くて、中身にまるでそぐわなくて、
ひとり、ムカムカしたり!

そしてまた、「こんな本、喜ばれるのだろうか・・・」と
弱気な自分が首をもたげ、しばらくすると逆に
「もう、自分が好きならばいいじゃないか!」と開きなおるという
繰り返しで、もう堂々巡りなのです。
愛される本を贈りたい、ただそれだけの想いが壮大過ぎて、重い!!

もう、そんな自分が馬鹿じゃないだろうか、と呆れます・・・。



本というものが、ただの紙の寄せ集めには思えない、
宝石と同じような・・・いやそれ以上の価値を持つとという気持ちがあり
蔑ろに出来ない。

・・・で、そんなすごい本を毎年贈っているのかと問われれば、
すぐさま穴倉に潜り込んでしまうのですが(恥)。






 予算は、1500円前後。
 ここも上手くクリアーしたいし。

まだ、数日はウンウン唸っていることでしょうね。