1/26/2013

「節句」という糸



冬の夜長といえば、編み物。
けれど今シーズンは、出来上がったものがほとんど無いのは
忙しいからもありますが、
例年より寒くて、編み棒を持つ指がかじかむというのも大きな理由。


でも、草木の新芽などを目にすると、春に向けて無性に何か編みたくなる!

昨夜から、ごそごそとクローゼットより引っ張り出したこの糸。
細くて表示は、0~2号針指定。
賑やかななカラーリングからも分かるとおり、野呂英作のもの。




子供の頃は、この野呂ブランドの色、大嫌いだったんだけどなぁ・・・
年を重ねるごとに、すっかり嵌ってしまっております。

もともと、この糸を購入していたのは、編みたいデザインがあったから。
有料ではありますが、この海外パターンをどうしても形にしてみたくて
ネットで編み図も購入・ダウンロード済み。

いやはや、便利な時代です。


このAからJまでのパーツは、全て増減目で編み進められて行くのです。
まるで、折り紙のようですね。

 

昨夜編んだのは、まだAからBへ移行する部分。
編み目の向きやこの段染め糸の効果で、出来上がりは複雑な感じになりそうです。
糸自体も、細かったり太いところもあったりで、素朴な風合い。



ところでこの糸の名前は「節句」。
全ての糸に日本語の古式ゆかしい名前が付けられているのも
野呂糸の特徴。

海外での人気が高いのですが、向こうでも「Sekku」 と表示されていて、他にも
Chirimen  、Karuta、 Bonbori 、Ayatori などなど・・・。
どの糸も、味があって元気になれる色合い。
そして、一番の魅力は、編んでいて飽きないところ!

・・・ということでこのスカーフも、次にどんな色が出現するか、楽しみです。