6/25/2013

マダムの定義?



昨日の夕飯時に、週に2度コンビニの早朝バイトをしている娘が、
「今日、お店にマダムが来た。」とポツリと言いました。




えっ、マダムっていうのは一体、どういう人のこと?と聞くと、
美しく老いた人」と。

涼しい顔で定義する娘に、皆つい笑ってしまったのですが、
なるほど、マダムとは、美しく老いていく人のことか、
上手いこと言うなぁ、とちょっと感心しました。


実際、こういう人に出会うのは、稀です。
いろんなタイプの美しく老いる人がいるだろうけれど、
肝心なのは、それが自然であることではないでしょうか。

きりっと銀色の髪を結い上げ、身に合った細見のスーツの背筋もピンと伸び
振り向いた口元の赤い色も、その人の歩いてきた年月を表すようであって
どれも決して、取って付けた感の無い人。

・・・いや、先日銀行ですれ違った人のことなのです。
品があり、ほれぼれとするようなきりっと美しい女性でした。

また全く逆の、ゆったりとした雰囲気を持つ、やわらかな美しさも当然あるだろうし、
十人いれば十通りの美しい老い方があるのでしょう。


最近、髪の中に白いものを見つけるようになってきて、
性格的にマメに染めるなんて出来ないだろうし、
だとすれば自然に任せて行くのかなぁ…と考えるのですが、
徐々に髪が斑になって行く年月を思うと、
よほど髪以外の部分には気を付け、過ごさなければいけません。

どこか緊張感を感じている状態も、とても大事な気がします。




で、話は元にもどり、
コンビニに早朝やってきたマダムのこと。

「シナモンとかナツメグとか、無いのかしら?」と聞かれ、
急いで売り場に見に行ったのですが、置いていなかったそうで
そう伝えると、残念そうなマダム。

「そういうものがあると、ほら、お料理が広がるでしょ?」


コンビニのスパイスは、せいぜい塩・胡椒くらいだもんねぇと話しながら
バイト先で繰り広げられる人間模様を垣間見せてもらうのが、
結構楽しみな私です。







今日は病院へ。
1週間経ち、眩暈にあまり変化はありませんが、
自分自身がそれに慣れてきて、気持ちは明るくなっています。
夜中に起きてトイレに行く時が一番大変で、
まるで座頭市のような状態で家の中を彷徨っています(苦笑)。

まあ、先生の仰った通り、ひと月は我慢して様子をみなければ・・・。