7/03/2013

ジャンセン


 昔、画商さんのお宅に飾られていたのを
縁あって譲っていただいたジャンセンのリトグラフ。

寝室の窓のそばに飾っています。



額装も、このリトグラフのために
手描きのペイントが施されていたりして面白いのだけれど
もっと小さくて色の無い額に替えて仕事部屋に持って行こうかなと、
壁から外してみたりしては思案していました。

でも、寝室の明るい陽射しやカーテンの色には
この額縁はよく似合っていあるなぁ・・・。





私が初めて自分の絵というものを手にしたのは、23歳の時。
たまたま見かけたパリの風景の油絵が素敵で、
思い切って買ったのです。

その絵は今、兄のところにあり、お見せできないのが残念ですが、
石黒秀治さんという方の作品でした。
パリの街角のカフェの絵です。

それまでは、モローの絵葉書を小さな額縁に入れ、
壁の一隅にいくつも飾っていたのですが
それはそれで気に入っていたのです。

けれど、生の絵というのは強い力があり
後からやってきて、すっかり部屋の主役となりました。

多分、それがとても小さな絵だったとしても、
絵葉書とは違う重さを持つのだと思います。


 



何度かここでも書きましたが、
絵というものは、洋服やアクセサリーよりもずっと私には魅力があるのです。
生活の一部となり、寛がせ、良いインスピレーションをもたらしてくれるもの。

けれど、実際に絵というものを買う人は、案外少なくて、残念です。
ほんの小さな絵でも、気に入ったものに出会えれば
それは毎日を変えてくれる魔法を持っているのに。



今日は日記を書いてお風呂に入って、今確認してビックリ!
(昨今は、ここで「じぇじぇ!」と言うらしい。)
 記事が消えてる!


もう、なんとなくこんなことを書いたかなぁ・・・と
思いだしながらの2度作業でした(涙)。