8/27/2013

秋の気配



 今日は、秋の匂いのする朝でした。
昼間は若干気温が上がりましたが、
湿気がなく、爽やか。

まさに読書日和。





秋になると、まず読みたくなるのが太宰治の「津軽」です。

21年前、娘がお腹にいた夏は、つわりがひどくて
ようやく治まりかけた秋の始めに、
風に吹かれながら寝転んで読んでいたのが、この「津軽」 。

もちろん、高校の教科書にも登場しましたが
いいな、と思えたのは成人してから。
まさに、大きくなりかけたお腹で読んでいたその頃かもしれません。

だから、秋を感じると、
連想ゲームのように津軽を開きたくなる・・・
 

 津軽りんごをかじりながらというのも、いいかもしれませぬ。
 秋はりんごも美味しくなりますものねぇ。
 




夕方、ふと思いついて、布の引き出しを物色。
小さな巾着袋を作ろうと、いくつか選びました。

最初の画像の古布は、筆が帆柱となったもの。
短冊の舟、面白いですね。

折角状態もいいのですがモスリンなので、裏布に使います。


表生地は、雀の扇の柄。

これも古いのですが、綿なのでなかなか使い道が無かったのです。
けれど、巾着袋ならいいかもしれない。



 


ベランダから見た空。
すっきりと澄み渡って、白い雲が眩しい。

 明日も、あまり暑くなりませんように・・・。