10/29/2013

写真



今日は細々とした雑事をこなしていました。
まだちょっと、心のリハビリ中。

そして、父の写真を飾ろうと、
選んでいました。

どちらも、娘と一緒に食事に行った時のもの。
笑顔の父。





私は人生の中で、何度か大泣きしましたが、
それが、ことごとく父に関わることでした。

 7月の終わり、電話中に父が些細なことで理不尽に怒り、
ガチャンと電話を切ったことがありました。

しばらくは呆然として、後はショックで泣いていたら、
ほどなくして父からの謝罪の電話。 
父も、なんだか泣いていたようでした。

思えば、あの時にはもう、
自分の病気が分かっていたのでしょう。
遺していくすべてのものに、きっとどうしようもない気持ちで
持って行きようの無い思いをぶつけたんだろうなぁ・・・


父の病気は、世界に15例くらいしかない、特異なものでした。
いったいどうして、そんなものに父が罹らなくてはならなかったのか・・・

娘はというと、
「さすがおじいちゃんや!そんなすごい病気にかかるなんてなぁ!」と
泣くしかなかった私を、常に元気づけてくれました。


息を引き取った後も、病院からの切望で解剖に応じ、
医療にも貢献したのだと、心から立派に思います。

本当に、自慢の父でした。


・・・あれ?
悲しい話は昨日でおしまいのはずだったのですが・・・
まだどうしても、父のことばかり考えてしまうんです。


どうか明日はもう少し、前に進めますように。
でないと、父が怒りだすでしょうから!


昨日、兄が小さな頃のアルバムを持って来てくれました。
中には、若かりし頃の父の写真。
それを皆で眺めながら、深夜まで偲んで。