11/30/2013




昨日は午前は役所や買い物、
午後は伯母宅へ出かけていました。

今月は何かと用事もあり、ここに出かけました。

父をよく知っている人と時間を共有させてもらえるのは
今の私にとって、何より有難いこと。

そういう意味では、伯母と父を悼むことで、
心がなだらかになるのを感じます。





以前、パートナーに伯母のことを説明するのに、
昔、日本テレビで放映されていた「マネーの虎」という投資リアリティ番組の
虎の席に座っていそうな女性、と言ったことがありました。
番組内で虎とは、鋭い眼光と容赦ない言葉で相手を見極め、投資をする人です。

後日、伯母に会うこととなったパートナーは
その形容を「なるほど!」と唸った訳なのですが、
厳しく強く、けれど情に厚い、まさに「虎」のような女性!
そんじょそこらには、生息していません。


若い頃の伯母には、特にそんなむき出しの強さがあったのですが、
今、目の前にある姿には、深い情ばかりが映ります。

もちろん、その奥には厳しさも健在ですから、
いい加減なことをすると、ズバッと言葉で斬られてしまう。
だから生きて行くことの根本を考えさせられます。

誠実であること、
怠けないこと。
そして、人に思いやりを持つこと。

多分、父の生き方も同じだったのだと思います。
私には、良いお手本がこの世にも、あの世にも・・・。



「食べさせてあげたい。」と出してくれた鯖寿司とお雑煮。

私も、こんなふうに自分が受けたことを
誰かに返していかなければなりませんね。




滋賀の酒蔵の甘酒。
添えてあるのは素朴なおかき。

甘酒は大好物なのです。




 全部お腹に入ってしまった、美味しいお茶に、甘いものたち。
ここだから、これだけお腹に入ってしまうのかもしれません。


 



 本当に、親を亡くすということが、これほどまでに辛いことかと
思い知った年でした。

自分でも情けなくなるくらい、何をみても 何をしても泣き、
戻らない日々を数えました。

最後に会えた日から何日・・・
最後に話した日から何日・・・


けれど、その代わりに得たものもあったのです。
 それは、お金では買えないもの。







あっという間に時間が過ぎ、
夕暮れて、ランプに灯り。

父は伯母の家で寛ぐのが好きだったのでした。
さまざまな逸話に、たくさん笑いました。

ここで笑っていた父の姿が、なんとなく見えるような気がします。





前もこんな美味しいサトイモの煮っ転がしをお土産にもらいましたが、
今回は、皮を剥いて後は煮るばかりとなったものを。

晩御飯に早速。
アドバイス通り、柚子もたくさんいれて。
素朴なものには、心を癒されますね。

お酒ももらってしまい、早速嬉しくいただきました。




早いもので、11月も今日で終わりです。
明日から師走・・・。

 しゃきっと今年を終えなくては。