11/13/2014

ホイッスラー展





昨日は醍醐寺で紅葉を楽しんだあと、 ホイッスラー展へ。

国立近代美術館のある東山までは、
醍醐寺から電車で15分で移動できるのです。

流石に京都の街中は、人々でにぎわっていました。








 ホイッスラーの写真を見ると、ナルシストな香りがプンプンとしますが
作品にはそういった部分はあまり感じられません。
それがやや残念でもあります。


嫌いではないけれど、すごく好きという感じではなく。
  その中で、気に入ったものをいくつか絵葉書で。




 少女の絵は、人形を作っているせいか、どうしても目が行ってしまいます。
これは表情も可愛らしい。

大人になったら、男性がゾロゾロ後ろからついて来ることでしょう。






エッチング作品。

どれも繊細で丁寧に仕上げてありましたが、
あまりにエッチング作品が多くて、途中、端折りたくなるほど。

最近、こういう展示が多くて残念です。

もっと油絵をたくさん見たかったなぁ・・・








 水彩画。
葉書くらいの小さな作品ですが、
ほのぼのとやわらかく、いい雰囲気でした。









全体を見終わって、なんとなく充たされない。
エッチングがあまりに多くて・・・
(パートナー曰く、「水増し!」)

なかなかバランス良く展示作品を集めるのは難しいのでしょうね。


係員さんが、常設展をどうぞと言ってくれたのを思い出し、3階へ移動。

これが、思いがけず良かった!

きっと、こちらの会場に居た方が長かったに違いありません。

ルオーやルドンの絵画に、川上澄生の木版画に池田満寿夫!
なかでもパートナーがいたく気に入った長谷川潔の作品を
前のベンチで置いてあった図録をめくりながら、ゆっくりと楽しむことが出来ました。

いや、常設展も馬鹿に出来ないわ。
ちゃんと立ち寄って帰らなければ・・・



これで無事、腹は満たされたのでした。