10/07/2015

マグリット日和






 京都市美術館で7月から開催されていたマグリット展。

パートナーの仕事の区切りがついてから行こうと言っていたけれど、
会期中に区切りがつきそうにないので、終了間近の本日、出かけてきました。


 歴史ある美術館の壁面に掲げられたポスターが、青空とシンクロ!
まるでこれも作品のひとつのよう。

まさに、マグリット日和。










 中に入ると、そこそこ混んでいましたので、
この週末は駆け込みの人たちで並ぶだろうなぁ!





 初期の作品は、ほとんど知らないものばかり。
こういったものを描いていたのか・・・。

年代と共に辿りながら行き着いた晩年の作品の展示室は、
どれもスカッと洗練され、今日の青空のように爽やかでした。


作品を前にワクワクする気持ちが続いた、素晴らしい展覧会。












ウィキペディアより、マグリットの人となりを表した箇所です。


マグリットの生涯は、波乱や奇行とは無縁の平凡なものであった。
ブリュッセルでは客間、寝室、食堂、台所からなる、
日本式に言えば3LDKのつつましいア パートに暮らし、
幼なじみの妻と生涯連れ添い、ポメラニアン犬を飼い、
待ち合わせの時間には遅れずに現われ、夜10時には就寝するという、
どこまでも典型 的な小市民であった。
残されているマグリットの写真は、常にスーツにネクタイ姿で、
実際にこの服装で絵を描いていたといい、「平凡な小市民」を意識して演 じていたふしもある。
彼は専用のアトリエは持たず、台所の片隅にイーゼルを立てて制作していたが、
制作は手際がよく、服を汚したり床に絵具をこぼしたりす ることは決してなかったという。










 ミュージアムショップがとても充実していて、
ハードカヴァーの図録の内容も良かったです。