昨日の朝、いつものようにネットでニュースを見ていると、
たまたま見つけたのが、こちら。
日本画家の阪野さん。
我が家のクリスマスにも、たびたび名古屋からご参加下さり、
馴染みのある画家さんです。
素晴らしい賞を受賞され、院展での巡回が また楽しみとなりました。
阪野さんの作品は、二点あるのです。
こちらが、お知り合いになる直接のきっかけとなった絵でした。
タイトルは「仲冬の桃」。
この絵のエピソードは、こちら。
織田信長から徳川家康のところへ、真冬に桃を送られてきた。
家康が食べようともしないので、家臣がすすめると、
家康が食べようともしないので、家臣がすすめると、
「織田殿とわれ等とは身代が違う。
小身の者が珍味を口にして、舌を奢りに馴れさせることは、
身家を滅ぼす因である。
殊に主が好むと聞いて、領内の者が倣う時は、
百姓は無駄な骨身を費して、
季節外れの珍奇な物を競うて作るやうになろう。
國中の禍いである」といった。
伝え聞いた武田信玄は、家康の大志を見抜いて、密かに舌を捲いたという。
なるほど・・・という話です。
この絵を見た時は、そんなこととはつゆ知らず・・・
後に作家さんより教えていただいたのですが。
旬のものを食べるのが、一番良いということですね。
絵の季節からはずれていますが、桃はちょうど今が旬。
お目出度いニュースもあり、今日久しぶりに玄関に掛けられました。
裏庭には、彼岸花に良く似たネリネが 一足先に咲いています。
もうしばらくすると筍のようにニョキニョキ、真打が登場しますよ。