3/13/2008

平田郷陽と青い目の人形展











 春らしいお天気の中、
今出川の同志社大学で開催されている、
平田郷陽と青い目の人形展に出かけて来ました。


同志社は、敷地内に重要文化財に指定されている古い建物がたくさんあります。

それだけでも、私にとっては嬉しい会場。

ましてそんなロケーションで平田郷陽の市松人形を見られるのですから、
とても楽しみにしていました。



大学内は梅が見ごろで、
とくにレトロな洋館を背景としたその姿は
昔にタイムスリップしたかのよう・・・。


 お目当ての平田郷陽の市松さんは、実際に見るととても大きなもので、
まんまるのお顔にぴったりの上品な目鼻立ち。

やさしい表情の女の子でした。


同じ会場に、市民の方達が持ってこられた市松人形も飾られていました。

それも普通に家にある親しみやすいものから、
人形師さんにオーダーされた特大のものまでさまざま。

自分の人形を大切に思う気持ちは、みな一緒なのです。
まるで、市松人形の同窓会のようでした。
西洋の人形には、高貴な魅力を感じますが、
市松さんはそばに置くと本当に心が和み、癒されます。
やはりそれは、私が日本人だからなのでしょうか?


帰り道、三条の「みすや針」に寄りました。

人形の衣装をつくる者にとって、針はとても大切な道具。
しかも私は細い針を好むからか、本当によく針を折るのです。

ネットでその存在を知ったみすや針は、
なんと、しょっちゅう通る場所にありました。
とても小さな看板と、細い路地の奥にお店があったので
全く気が付きませんでした。

そばには大好きなスマート珈琲店、
目の前には娘の楽譜を買う十字屋。
これなら、またいつでも迷わずに買いに来れます。


とりあえず買ってみたのは、和裁針とまち針。

折れにくく、曲がりにくいそうなので、早速使っています。






あちこちまわって疲れて帰宅すると
娘が洗濯物をたたんで、食洗器の中のお皿を片付け、
お茶の用意(!)をして待っていてくれました。
気が付いた時は必ずしてくれるのですが、
その日は特別に嬉しかったのでした。
ありがとうね、かなちゃん!