4/24/2008

春のお客さま W氏とNさん











 「裏庭のお花を見に来てください!」
そんなお誘いに、お客さまが遊びにいらして下さいました。
お二人とも、私の大切な先生方です。
前日からお料理を仕込んで、当日は玄関まわりの掃除とオーブン料理、庭からはたくさん花を摘んで、家のいたるところに活けました。
気合を入れて準備完了。
 Nさんは、もう何度も我が家には着物を教えに来ていただいていましたが、W氏は初めてです。
いつもながら、帽子をかぶって(その板についている事といったら!)お洒落な装いで登場されました。
大変細やかな神経をお持ちの方ですから、我が家の細々としたスペースまで、ゆっくり楽しんでご覧になっていました。
女性ばかりだと、会話も偏り勝ちになりそうでしたので、W氏と出身大学が同じということと、お酒のお相手に・・・と、急遽パートナーも参加で、ゆったりと食事とおしゃべりを楽しんだ午後となりました。
 こういう食事会では、人の噂話が持ち上がったり、特定の人のみがしゃべりまくったり、どこか残念な雰囲気になってしまうような場合も少なからずあるのですが、今回は、みんなが話の輪の中で、様々な話題を心から楽しめたと思います。
それもW氏を中心とすることで、みんながその知識と人柄に感化されていくような気もするのです。
帰られた後、自分の中に湧き上がるのは、「もっと丁寧に作品と向き合わなければいけない。」という反省の心でした。
特に、何を話されたのでも、お叱りを受けたのでもないのです。
ただ、その人を見ていて、どうしてもそのことを思い知らされるのです。
そして、今まで目を逸らしていたことと、きっぱりと対決していこうと決意させてくれました。
私も、そんな人になりたいなぁ・・・と強く思います。
これからの人生、もっともっと良いものを作っていきたいのです。