12/22/2008

クリスマス会 その3








 音楽会が終わった後は、お茶とお菓子を楽しみながら、本の交換会です。
今年はSちゃんが旅行から帰ったばかりだというのに、パンナコッタとお麩で作ったシナモン味のお菓子(珈琲にぴったり!)を作ってきてくれました♪
ピアニストのM先生は、美味しい焼き菓子を3種類持参して下さったので、ティラミスを作る予定を中止して、私は今回楽をさせてもらいました。
本は・・・・・・これだけの人数が集まれば、様々な本が集まります!

まず、私の用意した本は、「不思議の国のアリス」です。昨年に続いてアーサー・ラッカムの挿絵のものを。
これは、娘のクラスメート、トロンボーンのYちゃんに当たりました!そして彼女の持ってきた本は、O・ヘンリの「賢者の贈り物」。
リスベス・ツベルガーの挿絵のものだったので、Yちゃんのセンスに、相通じるものを感じました!きっと私の本も気に入ってくれたのでは・・・?と勝手に嬉しく思うのでした。

ちょうど最近、O・ヘンリの短編集を枕元に置いていたいたのですが、賢者の贈り物は昔から大好きなお話。あれほどの、相手を思いやる心を短くも感動的に描いたものは、そうそう無いのではないでしょうか?
美しい、美しい話です。そして、それはその美しい夫婦愛を実践している、ヴァイオリニストのY子さんへ当たりました♪

Y子さんの選んだ本は、「最後の授業」という、今話題のものです。他にも、痴呆の母親への詩を綴ったもの、「ああ無情」、ノーベル賞に関するもの、風景の写真集、女性作曲家についてのもの、金子みすずが2冊(うち1冊は、みすずが好きな、娘が選んだものです。)、「ダメ犬グー」、スーラの画集などなど・・・。

そして、私が当たったのは、偶然にもまた、昨年と同じM先生からの「おうちで楽しむ日本のもてなし」という本。
ますます和の文化について興味がふくらんだ年だったので、すご~く嬉しかったです!

この本の交換は、自分では買わないものが大抵あたるので、それがよいところではないでしょうか?
もらった本は、その時すぐに読まなくても、何年かして開いてみて、とても役に立った!というものもあります。
なかなか人から本を貰うことが無いので、(自分では)面白いなぁ~と思いつつ、毎年さんざん迷って本を選んでいます。
寝る前の読書は至福の時間!
数日前から、娘がクリスマスに3冊セットでいただいた、「ああ無情」を読んでいる私。
小学生の頃、とても胸を打たれた思い出深い本です。大人になって読み返してみると、やはり名作!まだ1冊目の途中なので、次に控えている2冊を横において、はやる気持ちで(でも、じっくりと!)読み進めています。
どうやら、2008年は、「ああ無常」と共に暮れて行きそう・・・。
画像は、クリスマスに選んだ、アーサー・ラッカムの絵。
誰に当たってもいいように、永遠の名作を、大好きなラッカムの挿絵で・・・。