5/17/2009

京都へ

 
 お互いの都合等あり、延びに延びていましたが、友人3人での新年会が、やっと先日実現しました。
おやおや、もう、今年も半分過ぎそうなのに・・・(笑)。

友人達は、中学の文芸部の仲良しで、本当は4人組なのですが、神戸で2人の子供の子育て中のKちゃんはしばらく欠席。
残る(身軽な?)3人で時々出かけては、楽しくおしゃべりして美味しいものを食べて・・・。

もう、27年の付き合いなのです!

当たり前ですが、4人ともそれぞれに違う道を選び、それぞれの人生経験を積んで、歩いて来ました。
にも関わらず、会うと同じ思い出話ばかりして、同じ部分で笑い・・・・・・時々、ふと会いたくなる、大切な幼馴染み。

「(ここにいない)Kちゃんが一番、模範的な人生を送ってるよね~。」と、甘いものを食べながら3人で頷きあってる姿なんて、傍から見てたら十分おばちゃんなのでしょうが(恥)、心は13歳の頃にぴゅーんとひとっ跳びです。


 丸太町で待ち合わせ、御所辺りの器屋さんから始まった今回のミニ京都ツアー、途中、前から気になっていた、三条の堺町画郎にも付き合ってもらいました。

先日のリーガロイヤルギャラリー、5年前の時は訳も分からず・・・といった感じでしたが、2回目は人形を飾るには、なんだか少し晴れがましすぎる場所・・・という気持ちが、搬入時から搬出時まで消えませんでした。

母の刺繍には、素晴らしいロケーションなのですが、人形達は、明るすぎる照明の下、なんとなく落ち着かない表情をしていたように思うのです。

「次は、少しこじんまりとして、人形の表情が打ち解けてくれるような場所で・・・」と、まだ先ながらも、小さな人形展を考えるようになったこの頃、ギャラリーを探し始めていました。

堺町画廊は、思ったとおりの素敵なところでした。
町屋特有の、奥に長い敷地。こじんまりとしながらも、ふと足を止めて眺めたり、覗き込んだりしてしまう小さな喜びがそこここに。 決して広くはないのですが、奥に到達するまで、少々道草をくいました。

ひんやりと心地いい奥の建物は、天井も高く、古いものにだけ宿る、独特の空気が流れていて・・・うん、私はここ、好きだな・・・。

ちょうど開催されていたのは、松井友明さんという画家の方の展覧会でした。
こちらも元気をもらえるような、真っ赤なピーマンやグリーンの獅子唐たち!夏に部屋に飾ると、夏バテも吹っ飛んでしまうのでは?というような、ビタミンカラー満載の絵画は、この古い町屋に思いのほかマッチして、お互いに引き立てあっていたように思います。
古いものには、そういう寛容さもあるのですね。

肝心の人形を飾るスペースとしては、入り口や通り庭にも飾ることが出来たら申し分ないのですが、ものが人形となると、セキュリティの面からみて、ちょっと難しい。
あの町屋全体をフルに活かすことは無理だとおもいました。あぁ、人形が壁に貼れたら・・・(涙)。

その後、3人でいろんなお店をのぞき、たくさん歩いて、甘いものを食べて家路に着きました。
どれも、写真に撮るのをすっかり忘れてしまった!まあ、いいか・・・。
しっかり自分の見たいものもプランに入れてしまったけど、Sちゃん、K子、付き合ってくれて、ありがとう!