6/15/2009

やれやれの1日


 
 入学した時から心配だった、娘の公開試験が終わりました。

実技試験では、常に茨の道だった我が娘・・・今回の試験に臨むにあたって、現在師事している先生はもちろんなのですが、幼稚園から小学校の頃、みていただいていた先生に連絡を取り、聴いていただきました。
その時、先生といろんなお話もして、相変わらずの歯に衣着せぬ(だけど、愛情溢れる)物言いに、この世界の厳しさを再確認し、覚悟を決めたのか、それから娘のピアノには、少し芯が通ってきたように思います。
本番では小さなミスもありましたが、その後慌てることもなく、より落ち着いてピアノに向かっていました。

終わって、先生の笑顔!私達の心もやっと解け、やれやれ・・・。
もちろん、課題はまだまだ山積みですが、1つずつクリアーして行くのは、これからの娘に任せ、もう家族はこういう重圧からは(勝手に)卒業させていただきます!

帰りに羽目を外して、家族でそれぞれに大きなパフェを食べ(お客さん、みんな見てたね!)、フランスパンと赤ワインを買い、帰宅してビーフシチューでささやかに娘をねぎらいました。

 それにしても・・・
帰りに、クラスメート何人もが、娘に 「良かったで~!!」と抱き着いてきてくれて、なんとも微笑ましかったのと、「家族以外にも、こんなにみんなに心配かけていたんだ・・・。」としみじみ思いました。

「いつも仲良くしてくれて、どうもありがとう!」とお礼を言うと、「いや~、放課後毎日、長い時間練習してるのを、見てましたからねぇ・・・。」と、大人が子供を見るように、目を細めて語っていたお友達の姿が、心に残りました。

同じ歳なのに・・・

なに、この差は!?

けれど、娘の苦しみを、みんな分かっていて、そして見守っていてくれていたんですね・・・。

この学校に入学した当初は、あまりに周りのレヴェルが高いので、「他の選択肢もあったのでは・・・」と悩むこともありましたが、良いお友達にたくさん囲まれている娘を見ていると、苦しいけれど、素晴らしい学校生活と、改めて良かったと思います。
若いって素晴らしいなぁ・・・と心が温まった一日。

画像は、娘が携帯で写した、お祝いパフェ!