6/19/2009

ミヒャエル・ゾーヴァ展



  楽しみにしていた「ミヒャエル・ゾーヴァ展」に、母とパートナーと3人で出かけて来ました。

ゾーヴァは、たまたま見た絵がギョッとするほど面白く、母が画集を持っていたことから益々惹きこまれ、そして会場では、独特の風刺一歩手前の世界にすっかり魅せられてしまいました!

どれも可笑しくて、可愛らしくて!!
いちいち3人で(控えめにですが)小突きあわずにはいられないのに、周りの人達は、真面目な顔をして観覧していたのが、どうにも不思議・・・。(ゾーヴァ展は、気のおけない相手と出かける方が楽しめるかもしれません。)

ゾーヴァの描く動物は、ほとんど理性を感じられない表情をしています。
そう、まるでご飯を欲しがるセラフィンのような・・・。
そこが逆に、人目ばかり気にしている人間に対する、ちょっとした警句のようにも感じられます。

最後に記念のポストカードと、「エスターハージー王子の冒険」というゾーヴァの挿絵の本を購入。
久しぶりに、心がハッピーになった展覧会でした。娘を連れて来たら、絶対喜んだだろうなぁ・・・。

その後は、京都駅地下のレトロな東洋亭で、ハンバーグランチを。

ぷっくりと膨れたアルミホイルを開くと、ジュージューと美味しそうな音をたてるハンバーグが登場するここの人気メニューは、バターののったホカホカのベークドポテトと、丸ごと1つマリネされた前菜のトマトが付いています。
北山が本店ですが、京都駅地下のこのお店の方が断然美味しいのは何故でしょう?

帰りに、すぐ近くの酒屋さんに寄って、父の日のプレゼントの焼酎と、家用のお酒を購入。
ソムリエさん達と、楽しくおしゃべり。
実はこのソムリエさん、謡をされている母の先輩Iさんと先日、我が家でお引き合わせしたのがきっかけで、謡の世界に入門されました。
秋には、「源氏供養」を舞われるIさんの舞台もあり、今からとても楽しみです。(それまでに、少し勉強が必要ですが!)

父への焼酎は、少し軽い口当たりのもので、おすすめのものを選んでいただきました。
いつまでも親孝行出来ない不肖娘からの、お詫びのお酒でございます・・・・・・
と、しおらしく項垂れながらも、その晩は新しいお酒とチジミを焼いて、楽しい夜を過ごしてしまいました(笑)。

画像は、ミヒャエル・ゾーヴァのビクターの犬を彷彿させる作品。よく見ると、違う犬種が交じっています。
下は、夜にゆっくりと楽しんだ、
エスターハージー王子の冒険」の1ページ。