4/14/2011

京都プチ巡り



 「京都でやってる中川一政展を見に行きたい!!
だけど、一人じゃ行けない・・・
電車にも乗られへんし、道も分からんもん。」
という、年甲斐もない母の希望を叶えるため、
お付き合いして出かけて来ました。

「どうせやったら、あそこにも、あそこにも寄りたい~!」
と、泉のように沸き起こる願望も聞き入れ、
今日の私は、京都巡りの一日ガイドさん。

朝9時過ぎに家を出て、まずは今日の目的、
京都高島屋での中川一政展です。
10時前に無事到着。
百貨店の開店前に並ぶのは、初めてかも!?

中川一政の絵画はもちろん、書や陶芸作品まで、幅広い展示でした。
心に残ったのは、
「私は、よく生きた者が、よく死ぬことが出来るのだと思っている。
それはよく働くものが、よく眠ると同じ事で、そこになんの理屈も神秘もない。」
という言葉。

朝一番の、元気な時に見て正解の展覧会でした。


次は、烏丸までウィンドウショッピング。
母の洋服を見立てること1時間。

烏丸御池近くのルラションに行く途中、
サンタマリアノヴェッラを発見!
素敵な店員さんにたくさんの香りを試させていただきました。
二人とも気に入った香りがあり、一緒に使おうと一つもとめました。
選んだのはアンバーラベンダー。
二人とも頭痛持ちなので、ラベンダーはよく試すのですが、
こちらのラベンダーは、アンバーで甘さをおさえてあり、
大人の趣。

香りのものは、何より贅沢な気持ちになります。

ルラションでランチをいただき、鳩居堂へ。
手紙を書くことが好きなものには、素通り出来ない場所(聖地?)です。
母は、いつものように便箋や葉書を物色し、
私も鳩居堂が大好きな福岡のお友達にお土産と
自分用の横書き便箋を購入。

先日、叔母宅で味わった最中を思い、
同じ並びの 亀屋良永にも寄りました。
ここで、なんだかおかしい。桜最中が無い・・・。
 蕨餅に似た、野守というお菓子をお土産にしたのですが、
帰宅してから調べてみて、先日いただいた桜最中が、
亀屋良永の数軒手前の 「小松屋」さんのものだったことが判明!
そうだったのだ・・・。
次回、寄ってみよう。 楽しみは後に残して!



 途中、アンティークの食器屋さんで、好みの皿を発見。
9枚ありましたが、いろいろ考え、向こう付けと合わせて2組だけを。
いや、お金を出したのはもちろん母ですが・・・。

 この二組は、テーブルのセンターピースとして使おうかと思います。
どんな花を活けようか・・・どんなクロスを敷こうか・・・
考える楽しみが増えました。



京都の町は、普段ならこの季節は特に人でいっぱいなのに
どこに行ってもガラガラ。
私自身は自粛はせずに、自分の出来る範囲で
普段の暮らしを続けています。
その代わり、仕事もこれまで以上にしっかり頑張っています!
そう、中川一政の言葉のように、「よく生きる」ということを
私なりに実践したい。

さまざまな考え方があるでしょうが、
町がまた活気付くことを願って 、京都をあとにしました・・・。