12/13/2011

靴作り



オーダーいただいていた靴が2足、
出来上がりました。
いかがでしょうか?




 赤とベージュの生地のドレスに、黒い羽のついた帽子を被った
K子さん作のジュモー。
バッスルスタイルの素敵なお人形でした。

皮革は、焦げ茶の少し入ったような黒に
赤いブレードの飾りを。


ピンクの甘い香りいっぱいのドレスのブリュには、
ワインがかった茶の皮革で作りました。

足元に濃い色がくると、ピリッと締まりますが
似合うといいけれど・・・。

皮革は、写真では光の加減で色が分かりにくい のですが、
雰囲気は分かっていただけますでしょうか?



ただの平らな皮革が、立体になる・・・
靴作りの不思議ですね。

手間がかかりますが、作るのは嫌いではありません。
人形の全体のバランスに、靴は非常に大切なものですしね。
もうすぐ出来上がりのブリュにも、ついでに作りました。

そういえば・・・
特殊な足のサイズの娘のお友達、
いつも合うサイズが無く、苦労されていて、
クリスマスにお父様もいらして、人形の靴をご覧になり、
お父様が「娘にも!!」とおっしゃったことがありましたっけ(笑)。
いや、履いて歩くのには無理でしょう!

そう思うと、私たちの履く靴を作られる職人さんは、すごいなぁ・・・。


アーティストという言葉は、なんだか薄っぺらく感じますが、
磨き上げた技術の元にある「職人」という響きには、
重みがあり、憧れます。