1/07/2012

フリスビー犬、被災地をゆく


関東にお住まいのTさまは、
私が駆け出しの頃、人形をたくさん迎えていただいた大切な方で、
今も細く長く、お付き合いをさせていただいています。

そのTさまから、お送りいただいた御本、

カメラマンであり著者の石川梵さんは、Tさまの娘婿さま。
昨年の東日本大震災の次の日から現地入りされた記録です。

愛犬であるボーダーコリーの十兵衛とともに、救援物資を運び、
十兵衛のフリスビーの演技で、被災地の子供たちやお年寄りの心に
笑顔の灯りをともし、
行方のわからないわが子を探す親御さんと
ともに、瓦礫を掻き分け・・・

それぞれの人が、もどかしく心を砕いたあの時に
精一杯の行動を示された石川さんと
東北の方々の涙と、復興への力強さが記されています。

そして、何より感じさせられるのは、
犬というのは、本当に純真で健気な生き物だなぁ・・・ということ。
現地で足を怪我した十兵衛は、靴を履いて頑張っていました。

山田洋次監督の言葉が、帯にありますね。
その通り、愛犬家の方にも読んでいただきたい一冊。

石川梵さんのブログはこちらです!



十兵衛のようにフリスビーは出来ないけれど、
ヘムレンさんにはなれる、愛犬セラフィン。
十兵衛みたいな立派な靴も、実は持ってるんだけど・・・。

ヘムレンさん