3/07/2012

横浜 ニューグランドと松井冬子展


 横浜への一泊駆け足の旅は、
いくつかの願いが 叶えられた2日間でもありました。


 まずは、クラシックホテル好きには外せない
ホテル・ニューグランド!
歴史ある本館に泊まりたいがために、
3人一室を、2人と1人に分けてまで、決めました。
(本館は、トリプルルームはありませんので・・・)


有名なこのエントランスの階段は、想像よりも小ぶりでしたが
重厚感溢れる作り。
そういえば、テレビドラマの「華麗なる一族」の撮影でも
使われたのです。

 

有名なマッカーサースイート 。
昭和20年、マッカーサー元帥が横浜で執務室として使用した部屋。
今回の旅は、このマッカーサースイートの・・・・・・
隣部屋でした、残念(笑)。
偶然にしても、思い出となる嬉しいことでしたけれど。

 


 でも、普通のツインのお部屋も、十分落ち着けました。
静かで空調も自然。
窓の外には氷川丸が。(夜は、ライトアップされて、また美しかったのです。)




ホテルに着く前には、横浜美術館へ。
ここで、「松井冬子展」を見るのが、私にとっては一番の目的でした。

彼女の日本画は、不気味さや怖さを通り越した
地を這うような力があります。
実際に目にして、実物が、あまりに凄いので
会場で少し心が不安定になり、最後まで見ることが 出来るか心配しましたが、
ゆっくりと絵画から滴って漂ってくるかのような 
重い霊気のようなものが
身体の隅々まで広がるのを感じ ながら、
全ての作品を堪能することが出来ました。


この人は、外見の美しさと作品の狂気性ばかり取り上げられているけれど、
好きとか嫌いでは片付けられない、圧倒的なものを持っているように思います。
作り手は、まず作品あってのもの。
それが、毒にも薬にもならないものなら、いつも言っていますが
「いっそ毒を!!」です。

どうしても受け入れられないという人も多いだろう作品達ですが、
ただ、彼女の描く草花は、本当に美しい。
そうやって見ていくと、人物も、何もかもが、美しいなぁ、と思うのです。




さて、180度回転して、横浜の夜は中華街で!
ということで・・・

娘と、お酒に強いN子さん

 娘の高校時代の友人、N子さんと2年ぶりの再会で、一緒に夕食!
N子さんは元々横浜在住で、高校時代は、
3年間京都に下宿していたのでした。
娘と同じ歳とは思えぬ、大人なN子さん・・・
とても良い娘の友人で、今もヴァイオリンを頑張っています。
しかも、すっかりいける口で・・・!!
(この後も、ビールのジョッキが並ぶことになるのです・・・)


 短かったけど、ぎゅっと中身の詰まった、充実の旅。
 良いリフレッシュになりました。