3/23/2012

雨の中・・・



 春先は雨が多いけれど、週末にかけて関西も雨模様。

そんな中、今日はこの子が旅立って行きました。
最後に写真を撮っていると、
レースの帽子が、教会のヴェールのようだ、
そうだ、修道女のようだなぁ・・・と眺めていました。

人形は皆、生きている!とまでは言えないけれど
それぞれに宿る心は きっとあると思うのです。
それゆえ、ちょっと抱きかかえたり、
腕を無理な方向に曲げる時も、
ごめんね、と無意識に声をかけてしまう。

母の、時々発する「この子はあんまり可愛くないなぁ!」なんていう
無遠慮な言葉も許せず、
(そんなこと言うと、聞こえるやないの!)と小声で怒るのですが
傍から見ていると ちょっと変な光景?
でも心なしか、そんな時は
人形の表情も(母のせいで)曇る気がします。

( 大丈夫やで、ちゃんと可愛くしてあげるからね・・・)
そう目で語りかけると、人形は、少し機嫌を直してくれるのだから
やはり、魂のようなものは、あるはずなのです。



 

 さて、この修道女のような女の子を
厳重に梱包して箱に入れ、
雨の中、郵便局へ。

窓口で控えをもらい、
後は無事に到着するのを祈るのみです。
何度体験しても、
新しい持ち主さんの手元に届き、実際に見ていただけるまでの緊張感は、
慣れることがありませんから、
明日まではまた、ドキドキです。




翻訳が一区切りついたら、梅を見に行こう!と
パートナーと約束していましたが、
来週初めには、まだ梅は残っているかなぁ・・・

この雨で、散ってしまうかもしれず、残念。