8/13/2012

アンジェラの祈り



朝方、起きると雷の音。
今にも降り出しそうだったので、ウォーキングは中止。
そのまま6時からオリンピックの閉会式を見ていました。

イギリスのひと昔前のミュージシャンが
順番にいろいろ登場していましたが、
私の昔好きだったようなのは、全然出ていなかったなぁ・・・

ジョン・ライドンぐらい出たら、なかなかイギリスもやるなぁ、って思うのだけど・・・。


1時間ほど、ぼんやりと見て、それから枕元の本を開きました。
アンジェラの灰」の続編、「アンジェラの祈り」、
やっぱり図書館から借りてきたもの。

読んでいて思うのは、どんなふうに生きようと、皆いつか死ぬ。
ならば、少し上を向いて、笑って歩きたいということ。

著者であるフランク・マコートの自伝ですが、
「あぁ、どうして・・・!」と、
こちらがついつぶやいてしまう失敗を繰り返しながらも
少しずつ成長して行く姿が、なかなかよいのです。

最悪の境遇にあっても、どこか明るい。
それが、自身や周囲の人に与える影響は少なくないはず。

自分では人生を、まだどうすることも出来ない、子供の頃を描いた前作より
一人厳しい世界を歩き出したこの続編の方が、私は好きです。


「アンジェラの灰」は、映画化されているそうです。
でも、大抵のものは 文字で読むのには敵いませんが・・・。