今日は細々とした雑事をこなしていました。
まだちょっと、心のリハビリ中。
そして、父の写真を飾ろうと、
選んでいました。
どちらも、娘と一緒に食事に行った時のもの。
笑顔の父。
私は人生の中で、何度か大泣きしましたが、
それが、ことごとく父に関わることでした。
7月の終わり、電話中に父が些細なことで理不尽に怒り、
ガチャンと電話を切ったことがありました。
しばらくは呆然として、後はショックで泣いていたら、
ほどなくして父からの謝罪の電話。
父も、なんだか泣いていたようでした。
思えば、あの時にはもう、
自分の病気が分かっていたのでしょう。
遺していくすべてのものに、きっとどうしようもない気持ちで
持って行きようの無い思いをぶつけたんだろうなぁ・・・
父の病気は、世界に15例くらいしかない、特異なものでした。
いったいどうして、そんなものに父が罹らなくてはならなかったのか・・・
娘はというと、
「さすがおじいちゃんや!そんなすごい病気にかかるなんてなぁ!」と
泣くしかなかった私を、常に元気づけてくれました。
息を引き取った後も、病院からの切望で解剖に応じ、
医療にも貢献したのだと、心から立派に思います。
本当に、自慢の父でした。
・・・あれ?
悲しい話は昨日でおしまいのはずだったのですが・・・
まだどうしても、父のことばかり考えてしまうんです。
どうか明日はもう少し、前に進めますように。
でないと、父が怒りだすでしょうから!
昨日、兄が小さな頃のアルバムを持って来てくれました。
中には、若かりし頃の父の写真。
それを皆で眺めながら、深夜まで偲んで。