2/14/2015

羽織裏

 



 先日、こんなに美しい羽織裏をいただきました。

「いらんかったら、捨てて!」なんて、とんでもない!!
これをどんなものに活かせるだろう・・・と眺めて嬉しい時間。







 羽織裏といえば、脱いで初めてちらりと現れる粋なもの。
まるで、「家なき子」 に登場するルーベンスの絵!?

見られる機会が少ないからこそ、意匠を凝らしたのでしょうね。

外見にブランドものをちらつかせるよりも
日本人らしい奥ゆかしさが感じられて、究極のお洒落。



無地の絹地を額縁に縫い合わせて、裏地をつけ
そのまま鏡台にかけたら良さそうなのですが、
いかんせん、私は鏡台を使っていない。

けれど卓上の置き鏡がある!
まずはそれにかける小さなものを作ってみよう。









こんな羽織裏もいただきました。

こちらも生活の道具たちが染められていて
ほっとするような優しい柄行。


引き出しに持っているだけでも嬉しい。
















今日は着物の袖をずっと縫っていました。
それだけでも、結構な時間がかかるものです。

明日は身ごろに入ります。