2/25/2017

お便りより




 2013年に作ったこの子。
迎えて下さったA子さんより、お久しぶりに嬉しいお便り。

数年の間に、お互いにいろいろあったのですねぇ・・・
近況をお聞きして、若い頃には無かったような目まぐるしい出来事に
共感することしきりでした。

けれど、それを跳ね返すかのような
前向きでお元気な様子に、私もつい嬉しくなり、
そうだな、ぶれずに歩いて行かなければ!と勇気づけられて。








 A子さんにセシルと名付けられたこの子。

人形を見ると、作っていた頃に起こったさまざまなことを思い出すのですが、
セシルが生まれた年は、激動の一年でした。

辛かった記憶も、その時々の人形の手にかかると、
ふんわりとやわらかな風で包まれながら呼び覚まされます。

人生には、なんていろんなことが起こるんだろう。
だけどきっと、乗り越えて行ける。
 







 A子さんが送って下さった、久しぶりのセシルはこちら。

ふくよかで、幸せそう・・・!

大切にされているのが、ありありと感じられます。
それが作り手として、何より嬉しいことでした。









そしてもう一枚。

こちらはドレスをお求め下さったNさまより。
 このドレスの似合う子はこれから作られるご予定だそうです。

可愛らしいお手製のベアちゃんに、すっかり癒されてしまいましたよ。
ベアちゃんも、こんなドレスが似合うのですね!

小さなドールはご自身の作品でしょうか。
全てが淡い色調で、愛らしい世界を形作っていますね。




 




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今日は肌色をかけて、頭を3つ窯入れしました。
それから、昨日の子の靴作りを。

図書館からの帰り道、桜の枝のふくらみに心もあたたか。